千倍に拡大した核の威力よりも大きい

From 04 July 2010 StemCells&AtomBombs: Greater than the might of atoms magnified a thousand fold



もしかしてこの歌をご存知ですか?
一節はこのトピックの題名と同じです。
分かりますか?

それは「栄光、栄誉、ハレルヤ」(共和国の戦いの賛歌)からの一節です。知っていますか?

歌の一部はこう歌われています:
私達の手で彼らが秘める金よりもずっと偉大な力を私達は抱いている
千倍に拡大した核の脅威よりもずっと偉大に
古い灰から新しい世界をこの地へ導こう
団結が私達を力強くするのだから

もう分かりましたか?
そうです、"Solidarity Forever"「団結は永遠」です。

皆さんの反応を予想するとこんな感じでしょうか - 「これが何とどう関係があるの?」それでは、私が現在事務総長を務めている労働組合の入会時に教わったあるお話をご紹介しましょう。

学校に変革の動きがあり、労働組合幹部は校長を組合に入れるために説得をしていました。というのも、周りから信頼の厚いこの校長が入れば、組合入会者が増えると予想したためです。問題なのは、この校長は組合反対者だった事です。ある日この校長が組合反対者だと思っていた他の教員が、校長を支持するように「組合嫌い」を示唆しました。それに対して校長は教員に答えました「それが何とどう関係があるのだ?」

それが何とどう関係があるの?というフレーズは、私の思いとぴったり合います。何人かの人は組合の考えに対して反対ですが、組合の存在を反対するのはごくわずかの人です。私が今書いているのは組合の事です。なぜならそれが私がよく理解している事だからです。もしそれが私の知らないことだったなら、人々から「あれ、彼は組合の事すらも考えていないよ。だって彼は体が麻痺しているからね」といわれるでしょう。

さて、私は体が麻痺している今こそ、組合のことを更に考えるようになりました。なぜなら人々は組合の陥りやすい傾向(良し悪し)を取り除く事で、組合はどういうものなのかという基本的な問題に至ることができます。共通の物事で繋がる人々が集まったグループによって彼らの存在、問題そして様々なニーズが忘れられることなく対応されているか確認します。大抵の人々はこれは理に適っていると感じるようです。そしてその校長はそう感じたので、「組合嫌い」にも関わらず組合に入ったそうです。

そしてこれこそが団結なんです。共通の物事で繋がる人々が集まったグループによって彼らの存在、問題そして様々なニーズが忘れられることなく対応されているか確認します。特別な幾何学でも何でもありません。単純に人間社会における基本です。人々が一緒に何かをすると言う事です。

さて、異なる病気で成り立つコミュニティーの人々を集めて団結するのは容易いか否か。私の感覚では、もしその団体がきちんとまとまった所で、個々の何らかの貢献により変化をつけることが出来ると感じるのであれば、人々は良い反応をしてくれます。しかしながら病気または体に不自由のある人々が少数の場合、団結は必要です。

多発性硬化症(MS)も糖尿病も脊髄損傷もない人や、その他幹細胞によって治癒可能な病気も持っていない人々が、どのようにして私達のような病や怪我を持つ人々へ団結の意思を見せたら良いのでしょうか。私は決して貴方にも病気などが起こるかもしれないと言っているわけではありません。健康な人は誰も自分が病気になるとは思わないでしょう。一年前貴方が私のおよそ一年に及ぶ入院と、体の麻痺を言ってくれてたなら、私はきっとビールを一本開け、タバコをくわえたまま、貴方は頭がおかしいと言っていただろうと思います。

ペルー教会司教でペルーカソリック大学神学教授フィリップ・ゼガッラ氏はとても素晴らしく言ってくれました。「団結という言葉は、使い古した同情という言葉に替わる新しい言葉です。」そして、ひょっとすると愛情という普段十分使われていない言葉に対しても替わる言葉であるかもしれません。

これから数週間、私や他の病気の人々に対し、皆さんに団結の気持ちを見せてくれるようお願いする活動をします。私は「組合嫌い」な人さえにもお願いするつもりです。(ウインク)今週まずお願いする最初の事はとても簡単なことです。

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これはインターネット上の混雑や、広告収入を得るためにしているのでは決してありませんのでご安心ください。私は純粋に世界のどこかで自分の愛する人が病気で心細くなっている時、その人が貴方の写真を見る事で一人じゃないと言う事を知ってもらいたいからです。病気になることで最悪なのは、孤独に陥ってしまうことですが、ここをクリックすることで貴方は、例えそれが私だけだとしても、誰かを孤独から救う事が出来るのです。

この団結、同情、愛情は千倍に拡大した核の脅威よりも大きい何かを築く最初のステップです。そしてそれがいつか貴方や貴方の愛する人が持つ難病から打ち勝つことができるかもしれません。

追伸:今日のトピックと原爆との関連性がお分かりいただけましたでしょうか。ウインク!ウインク!(そろそろ真剣にカッコや点を使ったウインクサインをマスターしないといけませんね)

追・追伸:ちなみに原作は「核」という言葉は使われていません。1915年に書かれた原作は「武隊」という言葉を使っています。しかしご覧ください。この歌が作られたたった30年後に実際の核爆弾が作られてしまったのです。


Translator: Kawazu Kazuyo

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